治療期間はどれくらいかかる?

まるで自分の歯のようにしっかりを噛むことができる優れた要素を持つインプラントですが、治療期間がかかるという点は注意が必要です。
もっとも、最近では、技術の進歩や新しい治療法の開発により、期間の短縮や、わずか1日で食事が摂れるようになる方法も登場していますので、ご自身の歯の状態や、必要度、予算に合わせて検討してみましょう。

まず、一般的なインプラント治療についてみてみます。
初めに、医師による初診、カウンセリング、レントゲン検査やCT撮影などを経て、インプラントが可能であるかの判断や、治療計画の作成が行われます。
クリニックによっては、3D画像による立体シミュレーションなどで解析を行い、手術に活かせるところもあります。
インプラントは顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込む手術であるため、骨の基盤がぜい弱の場合は、治療自体ができない場合や、骨の造成が必要になる場合があります。
骨の造成や骨移植が必要と診断された場合は、インプラント手術を受ける前に9か月から1年あまりの月日が必要になります。
インプラントの手術は、歯肉を切り、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術が行われます。
基本的に麻酔が行われ、1本あたり30分程度の時間で、眠っている間に完了します。
しかし、インプラント治療はこれで終わりではありません。
まずは、人工歯根を入れたところまでが完成したわけです。
この歯根が根付くまでに下顎なら3ヶ月程度、上顎の場合は、6ヶ月程度を要し、その後、ようやく、人工の歯をかぶせる治療が行われます。
まずは仮歯を装着するなど、自分にぴったり合った歯を得るために、慎重に行われます。
このようにインプラントの歯を手に入れるためには、特に骨に問題がなかったケースでも、半年から1年あまりの時間を要します

しかしながら、その時間とコストをかけて得た歯は、これまでの噛めない、合わない、情けない思いで苦しんでいたのが信じられないような、立派に整った歯になります。
おそらく、歯に問題を抱えていなかった当時以上の出来栄えで、口元の若々しさも取り戻せます。
歯は、食べ物を食べるという人が生きていくうえで欠かせない行為をするために、重要な役割を果たしています。
機能を失ってしまった歯を、半年や1年で取り戻せるのであれば、必ずしも、長いとはいえないでしょう。